以前は、横に張り出たエラは手術で骨を削る以外に方法がありませんでした。しかし、ボトックスが美容整形に導入され、その注射テクニックが向上する中で、小顔に対して取組みがされるようになり、現在では多くの方が手術以外の治療として受けられるようになっています。
ボトックスとは…
ボトックスとは”ボツリヌス菌”のことで、言わずと知れた猛毒のことを言います。そんなの使って大丈夫? それが実は大丈夫なんです。ボツリヌス毒素といっても、細菌兵器とは違う、A型のボツリヌス毒素だけを使い、かつ、濃度を何万倍にも薄められた医薬品のことなんです。
ボトックスは医薬品!?
ボトックスは、眼科や脳神経外科などで一般的に使われている安全な治療など用いられている医薬品の一種。それを美容的な目的で使うだけなので非常に安全な治療なのです。
なぜ?小顔になるの
横に張り出たフェイスラインの原因は骨か口筋と呼ばれる筋肉の発達によるものです。発達した口筋にボトックスを注射すると、動きが抑制され筋肉は徐々に動かなくなり、筋肉は縮んでしまいます。その結果として小顔になるのです。
副作用はないの?
ボトックスの副作用というのは、注射ですので頻度としては非常に稀ですが、内出血程度です。顎が動かなくなったり、顎関節症などの心配もありません。
どこで治療できるの?
美容外科や形成外科のクリニックで治療を受けることができます。ただし、クリニックによっては純正のボトックスではないため、適切なクリニックを選ぶことが大切。
ボトックスの種類って?
ボトックスは医薬品ですので、類似した成分の薬が数種類あります。国内ではジェネリック医薬品のように同じ成分、同じ効果で安価な薬剤が存在しているのをご存じだと思います。ボトックスもジェネリック医薬品と同様、なにも問題がなければ良いのですが、実は効果だけではなく、安全性にも大きな差があるのです。BTXAなどは非常に安価で多くのクリニックで利用されていますが、タンパクやゼラチンを含む不純物が多量に含まれているため、効果、副作用、薬剤の広がりなどさまざまな問題が出ています。そのため、厚生省で認可されてるのはボトックスだけなんです。※1