隆鼻術とは鼻を高くする美容整形のこと。シリコンや自家組織など古くから行われている治療もありますが、メイク感覚で簡単に鼻の整形ができることから『ヒアルロン酸注射』による隆鼻術が非常に高い人気を誇ります。
また、本格的な整形の前整形として一先ずヒアルロン酸注射を先に体験しようとする方が非常に増えています。
ここではそんなヒアルロン酸注射による隆鼻術について詳しく説明していきましょう。
隆鼻術(りゅうびじゅつ)
低い鼻、鼻筋の通っていない鼻の鼻根部にヒアルロン酸を注射して、鼻の高さや形を自由に調整する治療、それが「隆鼻術」です。ヒアルロン酸製剤を鼻に注射するだけなので腫れや傷跡の心配がなく、仕事帰りなど気軽に誰でも受けることができるため多くの方が利用されています。
以前は10代、20代前半に圧倒的な人気がありましたが、メイク感覚でできるということ、変身願望を手軽に叶えられるということもあり、年齢に関係なく多くの方が受けられるようになりました。
実際の注入
実際の隆鼻術のついてご紹介しましょう。
まずは医師とのカウンセリングです。具体的にどの程度の高さや形にしたいのかなど細かな要望を伝えます。医師はその要望に対し、使用するヒアルロン酸製剤のタイプや目安となる使用量、料金を提案します。その提案に問題がなければ治療を申し込みます。
クリニックによっても違いますが、基本的には座った状態でヒアルロン酸を注射していきます。実際の注入時は鏡を見ながら治療しますので、仕上がりを間近に見ながら注射するので自分の希望、理想を確実に叶えることができます。
ただし、過剰な注入は大きなトラブルを引き起こすリスクが高くなりますので医師とよく相談しながら治療を受けましょう。
鼻のどこにどこから注射するの?
鼻に直接注射する方法もありますし、鼻の穴から注射する方法の2通りの方法があります。表面から注入するデメリットとしては注射時の穿刺跡が1、2日目立ってしまうことがあります。メイクで隠すことはできますが、仕事などで困る場合は、鼻の穴から注入することもできます。
- 皮膚表面から直接注射する方法
- 鼻の穴から注射する方法
ヒアルロン酸を注入する層ですが、浅い層に注入してしまうと触った時に柔らかく感じますので、基本的には深い層、骨膜直上に注射します。
鼻のヒアルロン酸注射ですが、どこでもどれだけでも注射できるというのは間違いです。実際に注射できるのは、目と目の間の部分、鼻根部は多くのヒアルロン酸を注射できますが、鼻先は実はそれほど注射することはできません。また、眉間部に近い部分も少量だけの注入になります。
隆鼻術の効果について
皆さんが気になるのはやっぱろ効果でしょう。どれくらい持つの?ということだと思います。
注入したヒアルロン酸の吸収は約2年かかります。しかし、隆鼻術の効果が2年持続する訳ではありません。注入されたヒアルロン酸は注入直後から少しずつ分解され、吸収していきます。
一般的に多くの方は70〜80%程度吸収されると効果がなくなったと感じますので、効果としては1年半程度と考えることが望ましいでしょう。もちろん、50%吸収されてところで効果が無くなった感じる方もいますのでその場合は1年程度の効果と感じることになります。
このようにヒアルロン酸注射の効果の持続というのは個人の認識で大きく違ってくるのです。